双極性障害を検査で発見しよう【イロイロ障害チェッカー】

受診のススメ

検査と診察から総合的に診断をする

双極性障害とは薬や治療で症状の改善する病気です。その為には病気についての知識を正しく受け止め、信頼できる医師のいる病院へ通う事が大切です。双極性障害を扱う科目としては、精神科や神経内科、心療内科などが挙げられます。大学病院や総合病院といった大規模な施設の整った病院や、小さなクリニックの中にも、しっかりと個人個人のケアに気をつかう所があります。インターネットなどで、病院の診療科目や検査内容、また病院の雰囲気を見る事が出来るので、自分に合った病院を見付ける事が出来ます。

結果から脳の状態を判断

なかなか自分で自覚して受診しようと思う双極性障害の人は少なく、多くは家族や周りの人からの指摘を受けて受診する事が多いと言われています。本人にとっては、感情をコントロール出来ていないという感覚はなく、単に気分が高揚する、幸福感に包まれていて自信にみなぎっているという場合も多いからです。そんな良い状態がまさか病気の症状とは思わず、放ったらかしになっている事もしばしばあると言われています。自己評価するのが難しい症状なので、受診する際には、家族や周りの人からの情報が診断に役立つと言われています。双極性障害の検査は、血液検査や心電図などのように人目で判断がつくものではなく、問診や症状などから判断する検査を一般的に行ないます。周りから見た患者さんの様子などの情報がある事で正確な診断をする事が可能となります。うつ症状がある場合などは、なかなか受診への気持ちが起こらず、本人を病院に向かわせるのが困難な事があります。そんな時は、患者さんを無理やり連れて行き、騙して受信させる事はしてはいけません。こうした方法で検査や診察をする事で、双極性障害の治療に最も必要だとされる信頼関係を失うリスクがあるからです。検査や診察を納得した上で病院を受診するのが良いです。

双極性障害というのは、鬱病がきっかけとなって発症することがあります。この鬱に以下の特徴がある人は双極性障害へと移行するリスクが高いといわれています。 1つ目に鬱病の発症が急激であること、2つ目に妄想や幻覚が見られること、3つ目に症状が重症であることです。このため、双極性障害の検査には鬱病の検査と平行して行われることがあります。代表的な検査が光トポグラフィー検査です。これは頭に電極のようなものをつけ、脳の血流を測定するだけの検査です。検査中は簡単な質問が出され、それを口に出さず頭の中で考えるだけで良いというものです。検査結果と医師の診察から総合的に評価をしてから診断となります。費用は光トポグラフィー検査は全額で1万5千円程度となっています。これから医療費負担をかけた金額となります。医師の診察と合わせておおよそ5千円ほどの会計額になることが一般的なようです。

この光トポグラフィー検査ですが、質問時間に対する脳内血流のピークを相対的に表します。 健常者の場合は開始から脳内血流は一気にあがります。そしてほぼ下降することなく血流を維持したまま検査は終了します。しかし、たとえば鬱病ですと、血流のピークは前半にきて、その後血流は少なくなっていきます。双極性障害では脳内血流は前半はほとんど増えず、後半に高くなります。統合失調症では血流の集まりが悪く、なおかつ血流のムラがあり一定ではありません。 このような結果から患者の脳がどのような傾向があるかを調べることで薬を決定していきます。しかし上記のようなわかりやすい結果が出にくい人もなかにはいます。精神疾患の分野は個別性が強く、個別性にあった治療が必要となります。